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【介護転職 後悔】後悔しないために必要なこと

転職後悔 アイキャッチ

転職とは今職場に働いている中で転職しようと決意し、新しい環境に変わる不安があり勇気がいる行為だと言えます。その一歩を踏み出した転職に対して「失敗したくない」「後悔したくない」と誰しもが誰しもが思うはずです。

介護歴12年の中で転職2回を経験しております。この記事では、初めての転職活動の際に失敗した経験談をその後の状況についても触れて書きたいと思います。また、転職活動の失敗につながった原因も挙げていますので少しでも参考にしていただいて後悔のない転職のお役に立てればと思います。

目次

転職したらこうなった・・・【転職後悔】

6年目に入る頃に、社会福祉法人が経営している施設から医療法人経営の施設へと転職を決めます。まず結論から言うと、初めての転職活動に対し情報収集等の準備不足によって次のようなマイナス面が大きい転職となってしまいます。

  • 年収が320万→280万台へダウン。
  • 教育体制も整っておらずキャリアアップも見込めない。
  • 離職率が高く慢性の人手不足。
  • 働いている職場環境の雰囲気が悪い、士気が低い。

項目をあげたのを見ただけでもヤバイ感じが伝わってきますね。その後も働き続けた結果も踏まえて、もう少し詳しく書いてますのでご覧ください。

年収が320万→280万へダウン。7年働くも・・・

求人票では昇給や賞与に関しては業績により支給となっており、賞与に関しては下がることは分かっていました。けれども、予想外だった業績不振による昇給はなくボーナスも据え置きという状態が続く事になります。

低年収の方にとって賞与の存在は大きいのに前年度実績1ヶ月のはずがそれに満たない額をもらった時のショックは大きかったです。私は7年間在籍していましたが、7年目にしてようやく1ヶ月に近い程度でした。また、夜勤回数を多くしたことと処遇改善加算改正のおかげで290万前半まで上がりましたが、その間での昇給は基本給500円アップの一度きりです。

さらに退職金に関しても、他の求人では1年や3年以降と設定されている所が多く見られるのに対して7年以上と設定されておりました。しかしながら、業績不振が続く影響なのかもしれませんが就業規則の見直しの際に退職金の規定がなくなり最終的には退職金も出ずに退職となりました。

教育体制も整っておらずスキルアップも見込めない。

社会福祉法人と医療法人の違いでもあると言えますが、前の所では外部研修も多くあり施設内研修に関しても社会福祉法人の場合では行わなければいけない項目が明確に決まっております。一定の参加義務もあり休日でも参加する方もいましたが、成長できた環境であったのは間違いありません。

一方医療法人へと転職してからは外部研修はほとんどと言っていいほどありませんでした。財政状況から見ても介護部門の業績が低迷している状態では無理もありません。施設内研修についても存在自体はあるのですが、人手不足の事業所が多い為に研修の参加率は悪く事業所によっては大半の職員が参加できていないのです。

それでもセミナー参加や資格取得をするといった自己研鑽に努められる人は構わないでしょうが、ほとんどの職員は必要に感じてないから学ぼうとしない社会人ばかりです。人材育成の不十分な所では、質の低い介護サービス提供に繋がるため注力して欲しかったなと感じてます。自己成長を望んでの転職を一番に考えていたので大失敗。

離職率が高く慢性の人手不足。

介護業界はご存じの通り人手不足の蔓延により働き手がどこの会社も欲しい状況にあります。前の施設でも退職される方は一定数おりましたが、転職した先はまさに別格と言っても過言ではない。一気に複数人辞めたり1ヶ月ごとに1人づつ辞めたりという話も珍しくない話です。一時期少しゆとりができたと思ったら猫の手も借りたくなる環境へ逆戻りです。

人材を確保するために来るもの拒まずの採用で入職してくる職員もおりますが、退職数が依然として多い。現場職員の場合だけでなく管理者クラスの方が辞めた場合も複数ありました。長年勤め責任あるポジションの方が不満を抱き辞める決断に至るのは妙にリアルで危機感を感じました。

働いている職場環境の雰囲気が悪い、士気が低い。

一番の違いを感じた所であるかもしれません。前の施設の環境は人材育成に対して力を入れており、多くの施設内外の研修を受ける機会を提供と参加を促すことで職員全体が学ぶ姿勢が自然と身についていたと断言できます。夏祭り等のイベントに対しても会社全体を上げての大きな催しで違う事業所の方とも協力して行なったり距離感も近い関係性です。

それに対して、転職した先は上の項目でも触れましたが研修はあってないようなものです。なぜなら、今やれている業務に対して新たな学ぶ必要性を感じない職員が多かったり参加できない状況であるからです。

距離感に関しても敷地内一帯に3つ施設がありましたが、隣の施設の職員同士の交流の機会は全くありません。同じ会社の人間で近い距離なのに誰が働いているか分からないって、不思議な現象だと思いませんか。ましてや、現場の職員の中では部長や複数名の課長が誰なのか顔も知らない人もいたのを知った時はびっくりしました。団結するわけがありません。

転職後悔になった要因とは・・・

ここまでは実際に転職後悔したその先の状況について触れてきましたが、なぜマイナス転職につながったのかを振り返り次のポイントを挙げています。

焦って情報収集や職場探しに時間をかけず転職

転職を決意したのは良かったのですが、転職活動を始めたタイミングが退職間近だったのです。失業保険をもらいながら探す手もありましたが、自分の中では在職中に転職先を決めてからという思いもあって有休消化期間も含めて1ヶ月半以内で次の就職先を探すことになります。しかも、前職経験に引き続いて生活相談員としての求人を探していた為なかなかありません。

焦りだけが先に立って情報収集や施設見学を通して比較するものもなく決断してしまいます。

やはり、時間をかけながら自分に見合った良い求人に出会えるように継続的な情報収集や長く働ける環境なのか見学や面接内容も踏まえて総合的に判断できる心の余裕が大切です。

転職にあたり自分で大切にしている部分が曖昧だった

私にとっては自己成長できる環境を目的とした転職をすることを一番重視していました。応募したきっかけもデイサービスで学習療法という興味を惹かれ学んでみたいという観点からホームページを見て、会社に直接電話。デイサービスの生活相談員として働きたい思いも伝えてます。

しかしながら面接の際ではショートステイの生活相談員としての採用面接だと伝えられます。事前連絡もなくいきなり違う事業所への採用をするなんて所は人を大切にできる環境とは言えないと今なら言えますが、相談員もできるからいいかと納得してしまいます。また、質問内容も考えてはいるものの漠然とした感じでの質問をする程度でうまく質問できませんでした。

転職するにあたって情報収集に時間ばかり掛けるのではなく、自己分析をしっかり行ないブレる事のない軸を持って会社選びをする必要があります。

転職サイトも利用せず自分で判断した

ハローワークやスマホで求人情報をチェックは行なっていましたが、載せられている求人はいまいち。ハローワークの担当者の方も介護業界事情には詳しくない様で対応も薄いです。転職サイトを利用する方法があるのは知っていましたが、使った事がない不安とハローワークとの違いがよく分からないので利用する気にはなりませんでした。結局、自分でホームページを見て応募するにいたります。

情報収集不足だった点もありますが、より良い条件で働ける場所を探す手助けがあった方が助かります。また、場合によっては給与や待遇面の交渉も必要であるので仲介に入ってもらった方が良いでしょう。面接についても不安を感じていたので、利用するべきだったと感じました。

まとめ

後悔のない転職をするためには、継続的に求人情報を確認していく必要もあり時間をかけて探すことが必要です。また、自分にとって転職先を決めるのに何を重視しているのかも踏まえてしっかりした自己分析が何よりも重要です。それが心の余裕にもつながり面接においても何を質問しておくべきかがはっきりしてきます。

重視しているポイントが明確になっているため、面接や施設見学で感じる施設の雰囲気といった繊細な部分も気づきやすく大事な判断を見誤ることが少なくできます。それに加えて転職サイトを活用によって転職活動を効率よく進めて希望通りの職場環境へ行きましょう。希望に沿った求人の紹介や面接対策と働きながら探す方にとっては効率よく探せるうえその後のフォローも含めて欠かせないものだと言えます。

転職活動をうまく進めながら自分で納得できる職場選びをしていきましょう。

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